当日は暖かい国からの留学生にとっては寒くつらい朝だったかもしれませんが、富士山の良く見える雲一つない好天に恵まれ、駒場国際交流会館から貸切バスで大宮の鉄道博物館(通称:”てっぱく”)へ向かいました。
”てっぱく”では、ボランティアガイドの案内のもと、ヒストリーゾーンを見学しました。36両の明治・大正・昭和の貴重な車両の展示を見ながら、車両の構造や車内の装飾などについて詳しい説明を受けました。内容には、お召列車(天皇・皇族専用車)など、留学生にとっては少し難しい部分もありましたが、積極的にガイドに質問したり写真を撮ったりと、楽しい時間になりました。特に、0系新幹線(初代新幹線)の展示や車内見学は、新幹線の”原型”を見ることが出来たと、多くの留学生が気に入ったようでした。その後、短い時間でしたが館内を自由に見学し、また、昼食に”駅弁”をいただきました。
午後は墨田区の本所防災館を訪問しました。防災館では、消火器の正しい使い方や、地震(震度7)・暴風雨(風速30m/h)・浸水時の状況(ドアの開閉)を疑似体験しました。留学生にとって日本での防災体験学習は、慣れない異国での緊急時の行動を学べる貴重な機会となりました。30年以内に高い確率で東京直下の大地震が発生するという予想があり、また、東日本大震災の揺れを実際に経験していた留学生が多かったことから、特に高い防災意識を持っていざという時の行動や心構えについて考え、理解を深めることができました。
ツアー終了後のアンケートでは、「日々乗っている電車の歴史が学べ、とても満足した」、「昔の車両をすべて保全していて、日本人のまじめさに感動した」、「日本で生活するうえで不可欠な知識を学ぶことができてとても嬉しかった」、「防災体験はきっと役立つ、後輩のために今後もぜひ続けてほしい」などの意見が寄せられました。 |